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名古屋市議会
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2021-06-18
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06月18日-11号
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名古屋市議会 2021-06-18
06月18日-11号
取得元:
名古屋市議会公式サイト
最終取得日: 2021-09-27
令和
3年 6月
定例会
議事日程
令和
3年6月18日(金曜日)午前11時開議第1 会期に関する
件 ---------------------------
第2
令和
3年第137
号議案
令和
3年度
名古屋
市
一般会計補正予算
(第6号)
---------------------------
第3
令和
3年第84
号議案
名古屋
市
手数料条例
の一部
改正
について第4 同 第85
号議案
名古屋
市自転車の安全で適正な利用の促進に関する
条例
の一部
改正
について第5 同 第86
号議案
名古屋
市
プール条例
の一部
改正
について第6 同 第87
号議案
市民
の健康と安全を確保する環境の保全に関する
条例
の一部
改正
について第7 同 第88
号議案
名古屋
市
保健衛生関係手数料条例
の一部
改正
について第8 同 第89
号議案
名古屋
市
休養温泉ホーム松ケ島条例
の廃止について第9 同 第90
号議案
名古屋市立中央看護専門学校条例
の廃止について第10 同 第91
号議案
名古屋
市子ども・
子育て支援法施行条例
の一部
改正
について第11 同 第92
号議案
名古屋
市
図書館条例
の一部を
改正
する
条例
の一部
改正
について第12 同 第93
号議案
名古屋
市
地区計画
等の区域内における
建築物
の制限に関する
条例
の一部
改正
について第13 同 第94
号議案
令和
3年度
名古屋
市
一般会計補正予算
(第5号)第14 同 第95
号議案
契約の締結について第15 同 第96
号議案
訴えの提起について第16 同 第97
号議案
訴えの提起について第17 同 第98
号議案
訴えの提起について第18 同 第99
号議案
訴えの提起について第19 同 第100
号議案
訴えの提起について第20 同 第101
号議案
訴えの提起について第21 同 第102
号議案
訴えの提起について第22 同 第103
号議案
訴えの提起について第23 同 第104
号議案
訴えの提起について第24 同 第105
号議案
指定管理者
の
指定
について第25 同 第106
号議案
指定管理者
の
指定
について第26 同 第107
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第27 同 第108
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第28 同 第109
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第29 同 第110
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第30 同 第111
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第31 同 第112
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第32 同 第113
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第33 同 第114
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第34 同 第115
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第35 同 第116
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第36 同 第117
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第37 同 第118
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第38 同 第119
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第39 同 第120
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第40 同 第121
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第41 同 第122
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第42 同 第123
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第43 同 第124
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第44 同 第125
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第45 同 第126
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第46 同 第127
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第47 同 第128
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第48 同 第129
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第49 同 第130
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第50 同 第131
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第51 同 第132
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第52 同 第133
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第53 同 第134
号議案
指定管理者
の
指定
の
変更
について第54 同 第135
号議案
整備計画
の
変更
に対する同意について第55 同 第136
号議案
名古屋市議会
の議員の
議員報酬
の特例に関する
条例
の制定について第56
令和
3年諮問第2号
保護費
の返還の督促に関する
審査請求
について
--------------------------- 出席議員
鈴木和夫
君
服部しんのすけ
君 浅野 有君
北野よしはる
君
斉藤たか
お君
西川ひさし
君
成田たかゆき
君 おく
むら文悟
君
久田邦博
君
久野美穂
君
塚本つよし
君 うえぞの晋介君
沢田ひとみ
君
河本ゆうこ
君 中川あつし君
手塚将之
君
さかい大輔
君
吉岡正修
君
田辺雄一
君 さ
いとう愛子
君 さはしあこ君
前田えみ子
君 吉田 茂君
浅井正仁
君
小出昭司
君
赤松てつ
じ君
橋本ひろき
君
服部将也君
中里高之
君
丹羽ひろし
君 ふじた和秀君
中川貴
元君 中田ちづこ君
岡本善博
君
伊神邦彦
君
渡辺義郎
君 森 ともお君
斎藤まこと
君
山田昌弘
君
岡本やすひろ
君 加藤一登君
うかい春美
君
田中里佳
君
余語さやか
君
大村光子
君
鈴木孝之
君
浅井康正
君 鹿島としあき君 金庭宜雄君
長谷川由美子
君
小林祥子
君 木下 優君
三輪芳裕
君
岡田ゆき子
君 田口一登君
増田成美
君 豊田 薫君
田山宏之
君
岩本たかひろ
君
近藤和博
君
江上博之
君
佐藤ゆうこ
君
松井よしのり
君 さわだ晃一君 小川としゆき君 中村 満君
欠席議員
藤沢ただまさ
君
日比美咲
君
--------------------------- 出席説明員市長
河村たかし
君 副
市長
中田英雄
君副
市長
杉野みどり
君 副
市長
廣澤一郎
君
総務局長
難波伸治
君
総務局総務課長
舘 雄聡君
--------------------------- 令和
3年6月18日 午前11時開会 ○議長(
服部将也君
) ただいまより
定例会
を開会いたします。 最初に、南区
補欠選挙
において御当選になり、
自由民主党名古屋
市会議員
団に所属することになりました
鈴木和夫
君を御紹介申し上げます。(拍手) 〔
鈴木和夫
君起立〕 ○議長(
服部将也君
) 次に、諸般の御報告をいたしておきます。
委員会条例
第2条の2第1項ただし書の規定に基づき、5月24日付で、議長において
鈴木和夫
君を
財政福祉委員
、
都市活力向上特別委員
に指名いたしました。 次に、
市長
より報告第16号より第21号までの6件が提出されております。 詳細は、既にお手元に送付してあります。 これより本日の会議を開きます。 本日の
会議録署名者
には
西川ひさし
君、さはしあこ君の御両君にお願いいたします。 この場合、
会議規則
第2条の規定により、議席の一部
変更
及び
指定
を行います。
市会公報
第36号でお知らせいたしましたとおり、本日より
服部しんのすけ
君はじめ23名の方の議席を
変更
し、
鈴木和夫
君の議席を1番と決定いたします。 これより日程に入ります。 最初に、日程第1「会期に関する件」についてお諮りいたします。 今回の会期は、20日間といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」〕 ○議長(
服部将也君
) 御異議なしと認めて、さよう決定いたします。 次に、日程第2、第137
号議案
「
令和
3年度
名古屋
市
一般会計補正予算
」を議題に供します。 この場合、
市長
より
提案説明
を求めます。 〔
市長河村たかし
君登壇〕 ◎
市長
(
河村たかし
君) おはようございます。 ただいま議題に供せられました案件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 第137
号議案
「
令和
3年度
名古屋
市
一般会計補正予算
」でございます。これは、
新型コロナウイルス感染症
への対応として所要の措置を講ずるものでございまして、
ワクチン
の大
規模集団接種
を実施する
瑞穂公園陸上競技場
及び
国際会議場
における
会場運営費
を予定するとともに、生活に困窮する世帯に対して、
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金
を支給することといたしました。 これらに対応する財源といたしまして、
特定財源
として
国庫支出金
を予定しております。 以上の結果、今回の
補正予算
は、
一般会計
17億1400余万円と相なった次第でございます。 よろしく御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。(拍手) ○議長(
服部将也君
) 御質疑もないようであります。 本案は、
慎重審査
のため所管の
財政福祉委員会
に付議いたします。 この場合、審議の都合上、暫時休憩いたします。 午前11時4分休憩
--
--
--
--
--
午後1時11分再開 ○議長(
服部将也君
) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほど
委員会
に付議いたしました第137
号議案
を議題に供します。 この場合、
財政福祉委員長
の御報告を求めます。 ◆(
斉藤たか
お君) ただいま議題となりました第137
号議案
につきましては、当
委員会
において慎重に審査いたしました結果、全会一致原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ○議長(
服部将也君
) 御質疑もないようであります。 本案は、ただいまの委員長報告どおり決しまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」〕 ○議長(
服部将也君
) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告どおり可決されました。 次に、日程第3より第56まで、すなわち第84
号議案
「
名古屋
市
手数料条例
の一部
改正
について」より諮問第2号「
保護費
の返還の督促に関する
審査請求
について」まで、以上54件を
一括議題
に供します。 この場合、
市長
より
提案説明
を求めます。 〔
市長河村たかし
君登壇〕 ◎
市長
(
河村たかし
君) 本日、6
月定例会
が開催されるに
当たり
、ただいま議題に供せられました諸案件の説明に先立ちまして、
市政運営
に関し、若干私の思うところを申し述べさせていただきたいと存じます。 本市における
新型コロナウイルス感染症
の状況は、本年4月以降に徐々に
新規陽性者
が増え続け、5月には爆発的な
拡大期
、いわゆる第4波を迎え、1日
当たり最多
の
新規陽性者数
となるなど、これまで以上の猛威を振るい、5月12日には本市を含む愛知県
下全域
に
新型インフルエンザ等対策特別措置法
に基づく
緊急事態宣言
が発出され、本日現在も継続しております。 我が
名古屋
における
拡大抑止策
は、行政でしかできないことを実直に行うことこそが最善であると考え、
市民
の
皆様
に知られていない、あるいはお知りでも迂遠に聞こえる、
感染症対策
の基本中の基本である
感染症法
第15条に基づく
積極的疫学調査--保健センター
からの聞き取り確認による
感染可能性調査
を、
各区保健センター職員等
約500名が粉骨砕身の地をはう努力で実施しており、このたびの第4波では、1日
当たり
では過去最高となる約4,020名、昨年2月に最初の
市内感染
が確認されて以降、延べ約5万2200名の方に対して丁寧な
健康観察等
を行ってまいりました。私としては、この
感染可能性調査
こそが
感染拡大
の抑止に寄与し、かつ、その収束に貢献していると自負しており、現に本市と同様に大きな
繁華街
のある大都市の札幌市、東京都新宿区、大阪市、福岡市における人口10万人
当たり
の1週間ごとの
新規陽性者数
を4月以降で比較すると、本市が最も低くなっております。 我が国においては、
疾病構造
の変化や
公的医療保険財政
の拡大など様々な要因や、戦後から結核を中心に多くの
感染症
を封じ込めてきた実績から、
感染症
に対する
危機意識
が失われ、
感染症対策
を含めた
公衆衛生
のウエートは小さくなってきました。また、急速に進んだ
高齢化
に対応するため、住民の
健康づくり
や保健と福祉の連携を図る必要から、それらの時代の流れによる新たな要請に対応するために
保健所
の体制もシフトしてきましたが、本市においては、それらの要請に応えながらも、一方で
保健所
が本来的に担うべき
公衆衛生
の役割を重要視し、
感染症対策
の
伝統的手法
をしっかりと行える体制を確保してきたことが、今般の
新型コロナウイルス感染症
に有効に対応できている源であると私は認識しております。 こういった
名古屋
の取組が報道されないことについては、以前にもこの場において申し上げておりますが、それは私の勝手な
功名心
からではなく、
市民
の幸福を願ってのことなのです。つまり、この
感染可能性調査
を
最大限
に
有効--
この
感染可能性調査
を
最大限
に有効な
抑止策
とするためには、不幸にも
陽性者
となられた
市民
の方から
感染
前後の
一定期間
の
行動歴
をできる限り聞き取ることが最も重要なことであり、
市民
一人一人がこの
調査
の趣旨や目的を十分に理解していただく必要があることから、そのためには
報道機関
の協力が不可欠であると考えて申し上げているのです。このことが全く理解されず、今もって正確に報道されないことは、
市民
の
皆様
にとって大変な不幸であると、耐え難きふんまんを感じておりますので
--報道席
をちょっと見ますけれども
--
この場を借りまして、いま一度、
報道機関
の
皆様
にはしっかりと報道していただくよう、強く要請いたします。 さて、私自身も既に1回目を終えている、
感染症対策
のもう一方の柱である
ワクチン接種
については、大
規模会場
をはじめとした
集団接種会場
、いわゆる打ち手となる
医療従事者
や
ワクチン確保
など、多岐にわたり議会の
皆様
からの厚い御支援、御協力をいただきながら、65歳以上の
高齢者
をはじめ、
高齢者施設職員
や
消防職員等
、エッセンシャルワーカーへの
接種
を進めており、
市内高齢者
の約6割の方が1回目の
接種
を終え、
予定どおり
7月中には
接種
を希望する
高齢者
への
接種
が完了するものと考えております。また、今月30日から64歳以下の方への
接種券
の発送と
予約受付
を開始いたしますが、
高齢者
の
予約受付開始
時には大変な混乱を招き、
市民
の
皆様
には御迷惑をおかけするとともに、議会の
皆様
からも厳しい叱咤をいただきましたので、御指摘を真摯に受け止め、
予約回線
の増強や
キャンセル等専用回線
の開設、
年齢ごと
の
接種券
の発送や
予約開始
の時期をずらすなど、できる限り円滑に御予約をいただけるよう工夫してまいります。 また、
名古屋
独自の温かい取組としては、難病のある方や、私の言い方としてはお体などが不自由な方ですがと
--
これ、誤解をされておる方がありまして、僕は昔から障害というのは
差別用語
だと思っておりますので、不自由という言葉を使っております
--
お体などが不自由な方ですが、障害のある方にまず初めに
接種券
を発送して、他の方よりも先行して予約ができるようにするとともに、その他の
基礎疾患
のある方等の
予約開始
時期も早く設定してまいります。
接種
はあくまで御自身の自由な意思に委ねられており、その判断は
最大限
に尊重されるべきものと考えておりますが、
感染
を終息させるためには、全人口の6から7割の方が免疫を獲得する必要があるとされております。
集団接種会場
においては、医師が
接種
前の問診を必ず行うとともに、
接種
後の副
反応等
に医師・
看護師
が迅速に対応できる体制を整えておりますので、社会全体での
免疫保持者
の割合を高めるために、積極的な
接種
をお願いいたします。 次に、未来を担う
子供たち
の教育についてでございます。 我が
名古屋
の
市立学校
におけるこれからの教育は、本物の
アクティブラーニング
の精神で取り組んでいくこととしておりますが、私の目指すべき
理想像
としては、やはり
アクティブラーニング
が深く浸透している
アメリカ
であります。この
コロナ禍
において、
アメリカ
においても対面による授業が難しいことから
学校閉鎖
を余儀なくされ、
情報機器
を用いた
遠隔学習
が数か月も続いておりました。そのような中で、
子供たち
が
遠隔学習
の難しさやデメリットを感じて、
学校再開
や
遠隔授業
と
対面授業
の
選択制
を求めたり、友人や教師と直接触れ合いたいとの思いから
--
これはたしかNHKで見ておりましたら、サンフランシスコの活動でございましたけど。ノー・モア・ズーム、オープン・マイ・
スクール--Zoom
はやめてちょうと、学校を早う開いてちょうということです。アワー・
エデュケーション
、
アワー・チョイス--
私たちで
エデュケーション
、選択させて
ちょう--
など、お手製のプラカードを持って、行政の建物前や通りなどで
抗議活動
をしていたのです。もちろん、
保護者
が近くにはおりましたが、
子供たち自身
が抗議の主体であることに変わりなく、日本においてこのような活動が行われたことは、私としては聞いたことはただの一回もありません。
アメリカ
の
子供たち
が、公共の場において自らの考えを堂々と主張し、多くの人々から共感を得て物事を変えていこうとする行動を起こすことができるのは、
子供たち
自らが問題を発見、
調査
、学習して、その成果を基に
子供たち同士
で議論する
グループディスカッション
や互いの主張を戦わせるディベート、そして自らの考えを伝え、広く共感を得るためのプレゼンテーションなど、
子供たち
が能動的に学習に取り組む
アクティブラーニング
のたまものなのでございます。 私としては、
アメリカ
の
子供たち
のように、
名古屋
の
子供たち
が、自ら好きなこと、関心のあることを見つけ、突き詰めていくことを
大人たち
が全力で応援することこそが
アクティブラーニング
の真髄であると考えておりますので、このような
エデュケーション
がこの地で根づくよう全力で取り組んでまいる所存でございます。 続いて、ナゴヤ・イズ・ザ・シティー・オブ・ドリームズの実現についてであります。 つまり、戦災で焼失した
名古屋城天守
を、その
建築部材
、
内部空間
の構成、構造、
意匠等
の細部に至るまで、
史資料等
に忠実に
江戸期
の姿に復元することでございます。 昭和20年1月3日、
アメリカ陸軍
第21
爆撃軍所属
の
戦略爆撃機B
29、97機による、
名古屋市街地
を目標とした
焼夷弾
による
低空爆撃
を皮切りに、回を重ねるごとに大規模となる
じゅうたん爆撃
に執拗にさらされ続けた我が
名古屋
は、運命の日、5月14日を迎えます。
日本本土
への爆撃を強化するため、この日から白昼にも
焼夷弾
が使用されることとなり、その最初の標的が
名古屋城周辺
の
市街地
とされました。
先頭機
の
目標上空
への到着が午前8時5分、
空襲警報解除
が午前9時40分ですので、約1時間ほどの間に472機のB29から、それまでで最大となる2,515トンという莫大な量の
焼夷弾
が投下されました。このとき、空襲から本物の金しゃちを守るため地上に降ろす足場が組まれていた
天守
は、全くの不運、不幸にも
足場用
に開けられた三つの窓に
焼夷弾
が落下し、その猛火により屋根の銅板が燃える紫色の炎を出しながら、3時間にわたり燃え続け、灰燼に帰したのでございます。 その後も続く空襲により、新
修名古屋
市史に
名古屋
の壊滅とまで記されるほどの破壊と多大な犠牲の上に終戦を迎えましたが、戦後の大混乱の中、復興が始まり、
朝鮮特需
から
高度経済成長
へと突入し、昭和31年にはもはや戦後ではないと言われるようになる中で、
名古屋
のシンボル、心の支えであった
名古屋城天守
の
復元機運
も高まりを見せ、昭和34年に
鉄骨鉄筋コンクリート造り
による
外観復元
が成し遂げられたのです。この頃は、
商工業
の飛躍的な発展と消費の大幅な伸びに支えられ、
自動車保有台数
の激増や
電化製品
が家庭へ急速に普及するなど、
市民生活
が著しく向上した時期ですが、
経済成長
の恩恵がいまだ社会全体に行き渡っていたとは言えないにもかかわらず、
市民
の
皆様
からの多額の浄財により
天守
が再建されたことは、今もって驚きであると言わざるを得ません。また、昭和23年当時の
地元紙
の
市民アンケート
では、
木造復元
を求める声が一番多くありましたが、諸事情により
現代工法
を取り入れた再建を選びながらも、外観を在りし日の姿に忠実に再現されたことは、当時の
市民
の
皆様
の
天守
への深い愛着と本物を求める熱意のなせるものであったと敬服する次第でございます。 あのとき10歳であった
河村たかし少年
も、60年余の時が流れ、既に72歳となりましたが、その間、
天守
と共に戦災で焼失した
本丸御殿
は、
建築部材
、
内部空間
の構成、構造、意匠、
障壁画
、
金具類
など細部に至るまで史実に忠実に復元され、
近世武家文化
を象徴するその優美かつ華麗な姿は、
市民
はもとより国内外から
名古屋
を訪れる
皆様
に楽しんでいただいており、
市民
の誇りとなっているところでございます。 だからこそ、完全な復元を成し遂げた本物の
本丸御殿
とともに、
ガラス乾板写真
、
昭和実測図--
これ、まあ、
金城温
古録とありますけど
--
など、焼失前に行った計画的な
調査
により豊富に残された
史資料
を基に、
現代技術
を駆使して外観だけでなく内部も在りし日の姿に戻すこと、すなわち76年前に忽然と姿を消した
天守
を本物に復元することで、
市民
に新たな誇りが生まれるのです。 その実現に向けて、
文化審議会
からお求めの
石垣等遺構
に関する
調査
結果と
天守復元
に向けた本丸及び
天守整備
の
基本構想
を取りまとめた回答を5月6日に送付しております。思えばこの2年間、必要な
石垣等遺構
の
調査
には万全を尽くしてまいり、
地元有識者
との丁寧な上にも丁寧な議論を重ねた結果、市の計画が適切であるとの合意をいただきました。そして、
文化庁
への最終の
提出文書
については、
地元有識者
に修正・追記をしていただくなど、市と
地元有識者
が一体となって完成させております。 私は
文化庁
へ全幅の信頼を置いており、提出後の進捗についての
問合せ等
は差し控えていますが、本市のこれまでの努力や復元にかける熱意をお酌み取りいただき、
文化審議会
において御議論されているものと推測しており、必ずや
木造復元
につながる果報が届けられるものと確信しておりますことから、それが届き次第、次の一歩に踏み出せるように、準備を怠らず進めてまいります。 最後に、私個人の
政治的信念
でございます、政治を行う者の
市民並み給与
の実現についてでございます。 私、
河村たかし
の
市長給与
は、先ほどの5
月臨時会
において議会の
皆様
に御議決いただき、最初に就任した年以来の年収800万円を守り通しております。一方、私と同じく究極のパブリックサーバントであります
市会議員
の
皆様
については、私の
政治信念
を御理解の上、共有していただき、議会が民意を得て自ら適正な
報酬額
をお決めになることが必要でございます。 しかしながら、この
コロナ禍
における民間の
皆様
の状況は激烈に厳しく、庶民が苦しんでおられることも考え合わせると、私としては一刻の猶予もならないと思い、議会がお決めになられるまでの
暫定措置
として、私からこのたびの
定例会
に
議員報酬
を減額する
特例条例
を提出させていただきます。なお、ただいま申し上げましたとおり、民意が得られた
適正額
がいまだ存在しない状況でございますので、暫定的に
市長給与
と同じ年収800万円とさせていただきます。 この他にも申し述べたいことは多くございますが、冒頭に申し上げましたとおり、いまだ県下に
緊急事態宣言
が発出されておりますことから、本日はこの程度とさせていただきたいと存じます。 それでは、このたびの
定例会
で御審議をお願いいたします案件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 今回提出いたしました案件は、
条例案
11件、
補正予算
1件、
一般案件
41件、諮問1件の合計54件でございます。 まず、第84
号議案
「
名古屋
市
手数料条例
の一部
改正
について」でございます。これは、
行政手続
における特定の個人を識別するための番号の
利用等
に関する法律の一部
改正
に伴い、規定を整理するものでございます。 次に、第85
号議案
「
名古屋
市自転車の安全で適正な利用の促進に関する
条例
の一部
改正
について」でございます。これは、愛知県における、自転車の安全で適正な利用の促進に関する
条例
の施行に伴い、規定を整理するものでございます。 次に、第86
号議案
「
名古屋
市
プール条例
の一部
改正
について」でございます。これは、
名古屋
市名城プールを廃止するものでございます。 次に、第87
号議案
「
市民
の健康と安全を確保する環境の保全に関する
条例
の一部
改正
について」でございます。これは、汚染土壌の適切かつ適正な処理を図るため、自主
調査
報告制度の拡充及びその他所要の措置を講ずるものでございます。 次に、第88
号議案
「
名古屋
市
保健衛生関係手数料条例
の一部
改正
について」でございます。これは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の一部
改正
に伴い、規定を整理するものでございます。 次に、第89
号議案
「
名古屋
市
休養温泉ホーム松ケ島条例
の廃止について」でございます。これは、
名古屋
市休養温泉ホーム松ケ島を廃止するものでございます。 次に、第90
号議案
「
名古屋市立中央看護専門学校条例
の廃止について」でございます。これは、
名古屋
市立中央看護専門学校を廃止するものでございます。 次に、第91
号議案
「
名古屋
市子ども・
子育て支援法施行条例
の一部
改正
について」でございます。これは、子ども・子育て支援法施行令の一部
改正
に伴い、規定を整備するものでございます。 次に、第92
号議案
「
名古屋
市
図書館条例
の一部を
改正
する
条例
の一部
改正
について」でございます。これは、
名古屋
市東図書館等の管理を
指定管理者
に行わせる時期を
変更
するため、規定を整備するものでございます。 次に、第93
号議案
「
名古屋
市
地区計画
等の区域内における
建築物
の制限に関する
条例
の一部
改正
について」でございます。これは、千音寺地区
整備計画
区域及び緑笹塚地区
整備計画
区域の各区域内における
建築物
の制限に関して、必要な事項を定める等、所要の
改正
を行うものでございます。 次に、第136
号議案
「
名古屋市議会
の議員の
議員報酬
の特例に関する
条例
の制定について」でございます。これは、民意による成案を得るまでの間、議長、副議長及び議員の
議員報酬
及び期末手当の額を減額するものでございます。 続きまして、第94
号議案
「
令和
3年度
名古屋
市
一般会計補正予算
」につきまして御説明申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症
への対応として、
ワクチン接種
を実施するために必要な費用を増額するほか、困難を抱えている女性に安心して過ごせる場の提供等を行うつながりサポート事業、就労等に向け意欲的に取り組んでいる独り親家庭への住宅支援資金貸付事業に対する助成を予定いたしました。 このほか、中央看護専門学校と公立大学法人
名古屋
市立大学との統合に向けた準備を進めるとともに、商店街が行う新たな需要創出につながる施設整備や消費動向の
調査
分析等に対する助成や、新たな文化芸術推進体制の構築に向けた検討、個人番号カード関連事務負担金を予定いたしました。 これらに対応する財源といたしまして、
特定財源
として
国庫支出金
を、一般財源として前年度からの繰越金を予定しております。 以上の結果、今回の
補正予算
は、
一般会計
68億3600余万円と相なった次第でございます。 続きまして、
一般案件
につきまして御説明申し上げます。 まず、第95
号議案
「契約の締結について」でございます。これは、
名古屋
市
瑞穂公園陸上競技場
等の解体、設計、建設、運営及び維持管理について、整備等事業契約の締結を行うものでございます。 次に、第96
号議案
から第104
号議案
までの9件は「訴えの提起について」でございます。これらは、本市が所有している土地を何ら権原なく占有し、本市の明渡し請求に応じない者等に対して、当該土地の明渡し等を求めるものでございます。 次に、第105
号議案
及び第106
号議案
「
指定管理者
の
指定
について」でございます。これらは、瑞穂公園の公園施設並びに熱田駅、神宮西駅及び西高蔵駅自転車駐車場の
指定管理者
を
指定
するものでございます。 次に、第107
号議案
から第134
号議案
までの28件は「
指定管理者
の
指定
の
変更
について」でございます。これらは、
名古屋
市男女平等参画推進センターをはじめとする公の施設の
指定
期間を
変更
するものでございます。 次に、第135
号議案
「
整備計画
の
変更
に対する同意について」でございます。これは、
名古屋
高速道路の
整備計画
の
変更
に対し、道路整備特別措置法に基づき議会の議決を経て同意しようとするものでございます。 最後に、諮問第2号「
保護費
の返還の督促に関する
審査請求
について」でございます。これは、
保護費
の返還の督促に関する
審査請求
があったため、この
審査請求
を棄却することについて、地方自治法の規定により議会の意見を求めるものでございます。 以上、今回提出いたしました案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。よろしく御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。(拍手) 〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
服部将也君
) ふじた和秀君。 ◆(ふじた和秀君) ただいま
市長
さんから、
提案説明
をるるお聞かせいただきましたが、毎度のことではあって、今までそれを指摘しなかった私どもも省みるところはございますけれども、今回の6
月定例会
において関係議案を拝見するところ、ほぼ
条例
等規定整理、そして訴えの提起、そしてまた、それに係る規定整理等々がほとんどの中身であります。
補正予算
案と比較をいたしましても、ただいまの
市長
さんの
提案説明
が一体どの議案に関連するのかというのが全く不可解であります。 通常、本会議での
市長
の
提案説明
というのは、
市長
さんの平素のお考えを聞く場所ではございません。議案の真摯な説明を求める場所であると、私はかねてから先輩議員にも教わってまいりました。 若干の私の思うところを申し述べたいとおっしゃって、議員の方々の机上に
提案説明
の原稿が配付されておると思いますが、12ページにわたる
提案説明
原稿のうちの7ページにわたるこうしたお話が、所信を伺うのが、果たしてこれが若干ということで適切なのかと。思えば、
コロナ禍
ですからこの程度といたしますということまで結びでおっしゃってみえますから、その若干という感覚にあきれるばかりでございます。 今思うところはるる申し上げました。もういいかげん、こういうことは議長において少しきちんと整理をしていただきたいと、こういうふうに強く要望をさせていただくところでありますので、しかるべく理事会等々でも御協議をいただいて、今後こういうことが繰り返されていくことは、本当に私どもとしても首をかしげながらの本会議になってしまいますので、ぜひ議長さんにおいて適切に御対応いただくように申し述べさせていただいておきます。 御反論があるならおっしゃっていただいても結構ですが、私からはそういうふうに申し上げておきます。(「議長、反論させてください」と呼ぶ者あり)反論というのは
市長
の反論ではありません、私が言っているのは。 ○議長(
服部将也君
) 御指摘の点につきましては、今後、本会議や
委員会
における議案の審査の中で御審議いただくことになると思われます。その中において、
市長
提案説明
の認識等についても御議論をいただくことになろうかと思いますので、本日のところはよろしくお願いをいたしたいと思います。理事会で協議をいただくよう、私からもお願いをいたしておきます。 ◆(小川としゆき君) ただいま
市長
より
提案説明
がございましたが、6月21日及び22日は議案精読の日とし、6月23日午前10時より本会議を開くこととして、本日はこれをもって散会されんことの動議を提出いたします。 〔「賛成」〕 ○議長(
服部将也君
) ただいまの小川としゆき君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」〕 ○議長(
服部将也君
) 御異議なしと認めて、さよう決定し、本日はこれをもって散会いたします。 午後1時41分散会
市会議員
西川ひさし
市会議員
さはしあこ 市会議長 服部将也...
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